統一協会と接点 自民府議・京都市議10人 維新・国民も 自民京都市議、前回選で「投票依頼の手伝い」 #統一地方選2023
自民党政治家と統一協会との関係が全国的に明らかになる中、京都の府議・市議も例外でありません。
京都新聞が昨年行った京都市の全議員(124人)へのアンケート調査では、何らかの接点があると回答した議員が10人に上りました。この内、自民党が8人(府議3人、市議5人)、維新の会が1人(府議)、民主・市民フォーラム(所属する党は国民)1人(市議)でした。
同アンケートで「選挙の手伝いを受けた」と回答した、自民党の森田守議員(右京区選出)は、「19年の市議選で、教団の関連団体『世界平和連合』に所属する人を通じて知り合った2、3人に電話での投票依頼を手伝ってもらった」(「京都」9月7日付)と報じられています。
また、21年4月に京都市内で開催予定だった「新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い」(同実行委員会主催)には、自民党前参院議員(京都選挙区)の二之湯智氏が、呼びかけ人になっていたことが判明しています。同「集い」は統一協会(世界平和統一家庭連合)が共催団体となり、実行委員長は統一協会の京都教区区長だったことが明らかになっています。
「集い」のチラシには、同氏の他、世話人に自民党の田中英之、木村弥生、繁本護各衆院議員、無所蔵の北神圭朗元衆院議員(いずれも当時)や自民党の府議5人と京都市議2人、民主・市民フォーラムの京都市議1人の名前が並びました。
この他、自民党の宇治市議をはじめ亀岡市、長岡京市、大山崎町の議員が名前を連ねていました。
二之湯氏は、統一協会系のイベント「ピースロード」で16年と18年の2度、京都府実行委員長を務めていたことが本紙取材で明らかになっています。