1月21日(金)~3月6日(日)10時~18時(月曜休、祝日の場合開館。入館17時半まで)、何必館・京都現代美術館(京都市東山区祇園町北側271。京阪本線「祇園四条」より徒歩3分、または市バス「祇園」下車徒歩2分。Pなし)TEL075・525・1311。
木村伊兵衛(1901~1974)は東京の下町、下谷に生まれました。幼き日の、おもちゃの青写真から始まった木村の写真への興味は、カメラやモチーフを変えながら29歳の時に小型カメラ「ライカ」にたどり着きます。下町で育った感覚を活かし、はじめは東京下町の人々を、やがて沖縄や秋田の農村へと視野を拡げ、多くの優れた作品を生み出しました。新しく生まれ来るものと、忘れ去られてゆくもの。それらがせめぎ合っていた昭和という時代を捉え続けた木村伊兵衛。しかし、その写真には、彼の酒脱な人柄が加わり、ただの報道写真ではない、表現の喜びに溢れた作品になっています。今日、彼が撮り続けた風景は、現代の急速に変化する都市の中で、ほとんどが失われてしまいました。しかし、彼が丁寧に切り取った人々の生活の細部に備わる感覚は、現代を生きる私達の根底にも、脈々と受け継がれています。
本展では、何必館・京都現代美術館コレクションより厳選した作品約60点を「躍動する昭和」「秋田の民俗」「よみがえる都市」「日本列島」「人物」という五つのテーマで構成し展覧。
一般1000円、学生800円。
問い合わせTEL075・525・1311/FAX075・525・0611(何必館・京都現代美術館)。
木村伊兵衛 きむら・いへい
1901年 東京下谷金杉上町に生まれる
1924年 日暮里に写真館を開業
1930年 花王石鹸広告部に嘱託として入社
1932年 野島康三、中山岩太と月刊雑誌『光画』を発刊
1933年 名取洋之助、原弘、伊奈信男らと日本工房を設立
1935年 沖縄県琉球本島に1ヶ月滞在し、写真撮影を行う
1950年 日本写真家協会が設立され、初代会長に就任
1952年 農村生活の撮影のため、秋田を訪れる
1972年 ライツ社の招待で西ドイツへ撮影旅行
1974年 5月31日死去、享年72
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2011/01/21/post_2985.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110121-01-thumb-150x200-12172.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110121-01-thumb-150x200-12172-150x150.jpgkyomin美術館何必館 1月21日(金)~3月6日(日)10時~18時(月曜休、祝日の場合開館。入館17時半まで)、何必館・京都現代美術館(京都市東山区祇園町北側271。京阪本線「祇園四条」より徒歩3分、または市バス「祇園」下車徒歩2分。Pなし)TEL075・525・1311。
木村伊兵衛(1901~1974)は東京の下町、下谷に生まれました。幼き日の、おもちゃの青写真から始まった木村の写真への興味は、カメラやモチーフを変えながら29歳の時に小型カメラ「ライカ」にたどり着きます。下町で育った感覚を活かし、はじめは東京下町の人々を、やがて沖縄や秋田の農村へと視野を拡げ、多くの優れた作品を生み出しました。新しく生まれ来るものと、忘れ去られてゆくもの。それらがせめぎ合っていた昭和という時代を捉え続けた木村伊兵衛。しかし、その写真には、彼の酒脱な人柄が加わり、ただの報道写真ではない、表現の喜びに溢れた作品になっています。今日、彼が撮り続けた風景は、現代の急速に変化する都市の中で、ほとんどが失われてしまいました。しかし、彼が丁寧に切り取った人々の生活の細部に備わる感覚は、現代を生きる私達の根底にも、脈々と受け継がれています。
本展では、何必館・京都現代美術館コレクションより厳選した作品約60点を「躍動する昭和」「秋田の民俗」「よみがえる都市」「日本列島」「人物」という五つのテーマで構成し展覧。
一般1000円、学生800円。
問い合わせTEL075・525・1311/FAX075・525・0611(何必館・京都現代美術館)。
木村伊兵衛 きむら・いへい
1901年 東京下谷金杉上町に生まれる
1924年 日暮里に写真館を開業
1930年 花王石鹸広告部に嘱託として入社
1932年 野島康三、中山岩太と月刊雑誌『光画』を発刊
1933年 名取洋之助、原弘、伊奈信男らと日本工房を設立
1935年 沖縄県琉球本島に1ヶ月滞在し、写真撮影を行う
1950年 日本写真家協会が設立され、初代会長に就任
1952年 農村生活の撮影のため、秋田を訪れる
1972年 ライツ社の招待で西ドイツへ撮影旅行
1974年 5月31日死去、享年72kyomin
Author京都イベントなび