雅景錐「三叉錐/Trigimlet02三田健志─On the contour line」
6月14日(木)~7月14日(土)14時~18時(不定休、月~水予約制。土曜12時より)、雅景錐(京都市北区紫野中柏野町23。市バス「上七軒」下車徒歩7分。P3台あり)TEL075・432・8283。
三叉錐(みつまたぎり)と題し、芸術家3人同時開催個展形式で紹介していく継続企画。
“イメージは不可知である世界と和解するために身についた能力(…として世界を見る方法)だと考える”と三田健志はいう。
写真を撮るという行為は身体ならびに感覚の分断を促すものであった。
写真を読むこと(見ること)は、分断された感覚を身体に再構成することを意味する。写真が人間の感覚変容に大きな影響を及ぼしたのであれば、この撮る行為と見る行為による認識と知覚の多重化を看過することはできない。 にもかかわらず、私たちはそれをあたかも経験と同義であると理解し、出来事を明証する記憶の代理表象とした。しかし三田健志の作品は「経験的」真実と 「芸術的」真実の二分法を越境し、眩暈にも似た感覚と共に自明視された概念に揺さぶりをかける。虚構であるのか、想像的なものであるのかを問う ことは、ここでは無意味なのだ。
それは写真経験から逸脱し、日常言語を変容させ、「世界はいかなる意味を持ち得るか」と問いかける、優れて 文学的な作品であるからだ。
─馬場伸彦(メディア文化論、甲南女子大学教授)
問い合わせTEL/FAX075・432・8283/info@gakeigimlet.org(雅景錐:井上)。
※7月14日(土)17時よりクロージンク
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2012/06/14/post_2878.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20120614-03-thumb-200x150-20431.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20120614-03-thumb-200x150-20431-150x150.jpg画廊・ギャラリー 6月14日(木)~7月14日(土)14時~18時(不定休、月~水予約制。土曜12時より)、雅景錐(京都市北区紫野中柏野町23。市バス「上七軒」下車徒歩7分。P3台あり)TEL075・432・8283。 三叉錐(みつまたぎり)と題し、芸術家3人同時開催個展形式で紹介していく継続企画。 “イメージは不可知である世界と和解するために身についた能力(…として世界を見る方法)だと考える”と三田健志はいう。 写真を撮るという行為は身体ならびに感覚の分断を促すものであった。 写真を読むこと(見ること)は、分断された感覚を身体に再構成することを意味する。写真が人間の感覚変容に大きな影響を及ぼしたのであれば、この撮る行為と見る行為による認識と知覚の多重化を看過することはできない。 にもかかわらず、私たちはそれをあたかも経験と同義であると理解し、出来事を明証する記憶の代理表象とした。しかし三田健志の作品は「経験的」真実と 「芸術的」真実の二分法を越境し、眩暈にも似た感覚と共に自明視された概念に揺さぶりをかける。虚構であるのか、想像的なものであるのかを問う ことは、ここでは無意味なのだ。 それは写真経験から逸脱し、日常言語を変容させ、「世界はいかなる意味を持ち得るか」と問いかける、優れて 文学的な作品であるからだ。 ─馬場伸彦(メディア文化論、甲南女子大学教授) 問い合わせTEL/FAX075・432・8283/info@gakeigimlet.org(雅景錐:井上)。 ※7月14日(土)17時よりクロージンクkyomin-minpo seinen@kyoto-minpo.comAdministrator京都イベントなびスポンサーリンク