ねりきり
今一番思い違いされている生地です。京菓子で「ねりきり」と言えば、つくね芋と白餡でつくる生地のことですが、ほとんどの方が「こなし」のことを思われています。
もともと関東で使われていた「餅ねりきり」が戦後京都以西にも拡がり、日持ちがすることから「こなし」よりも多様されているのが現状です。「餅ねりきり」の餅が省略されて「ねりきり」になったことと思われます。
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つくね芋。2
皮を剥いたつくね芋を蒸気の通りやすいように薄く切って、15分ほど蒸します。3
蒸しあがったつくね芋を専用の篩(ふるい)で裏ごしします。4
つくね芋の裏ごししたものと同量の白餡を鍋で温めておきます。5
裏ごしするときに乾いた布巾を敷いておき、全体をまとめて重さを量り、冷めぬよう湯煎しておきます。6
白餡が湿ったら、つくね芋を合わせて練ります。7
つくね芋の三割量の上白糖を3回に分けて加え、練り上げます。8
指で触ってみて、指に付かなければ出来上がりです。9
白餡7、練りきり3の割で練り合わせ、そぼろに出して使います。10
きんとんと同じように、餡玉にそぼろをつけていきます。