しんいちのライブな日々

胸を借りてのライブ

 デュオ「Hitoshi&Arita」を京都に招いたのは、その日の前座を務めた京都出身のシンガーソングライター「かつゆき」だった。彼は、放浪癖の持ち主で高校卒業はインド、ネパール、チベットをさまよい、沖縄で2人に出会ったという。心酔しブルース街道を歩み始めることになった。その日は、師匠の胸を借りてのライブとなった。
 とにかく、日本人離れした低音ボイス。かつて野外ライブの際に、英語圏の外国人から「何語デスカ」と不思議がられた怪しげなエイゴも思いっきりがよく、魅力的だった。そしてライブの最後にサプライズがあった。ナ、ナント。このコーナーの初回で紹介した「やま。」さんが登場したのだ。かつゆきとコンビを組むことになったという。2人の門出に拍手を送った。(写真は、左から「やま。」、Arita、かつゆき、Hitoshi)

執筆者:平山