シネマレビュー

歴史

マリー・アントワネットに別れをつげて

マリー・アントワネットに別れをつげて 1789年7月14日。バスティーユの陥落を合図に、フランス革命が勃発した。いつものように優雅な朝を迎えたはずのヴェルサイユは、やがて1枚の紙に震え上がる。王妃マリー・アントワネットを筆頭に、その寵愛を受けるポリニャック夫人の名前も載った286人のギロチンリストが配られたのだ。王妃に心酔する朗読係のシドニーは、この窮地を全力で支えようと決意する。ところがシドニーが王妃から与えられたのは、ポリニャック夫人の身代わりになれという残酷な命令だった…。
公開日:12/12/15
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副王家の一族

副王家の一族 19世紀半ば、イタリアへの統一を目前に控えたシチリア・カターニャ。スペイン副王の末裔である名門貴族ウゼダ家も激動の時代に飲み込まれようとしていた。生き残るために必要なのは、権力か、自由か、それとも愛か。愛憎の狭間で葛藤する一族が最後に下した決断とは…。
公開日:09/12/05
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アラトリステ

スペイン国王、フェリペ四世の傭兵であるディエゴ・アラトリステは、己の腕だけを頼りに戦場を生き抜いてきた歴戦の剣士。彼を襲う宮廷の謀略や宿敵との対決といった試練。…
公開日:08/12/27
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エンジェル

 1940年代~1960年代にかけて活躍した英国の女流作家、エリザベス・テイラーが1957年に発表した小説「エンジェル」が原作。高慢で自己中心的だが、一途で愛らしい主人公エンジェルを、女性の美しさや強さといったポジティヴな面ばかりでなく、脆うさや恐ろしさ、身勝手さといったネガティヴな面も魅力的に描くことで定評のある、フランソワ・オゾン監督が...
公開日:08/01/12
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