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パンドラの匣
日本が戦争に負けた年。結核療養のため山里の<健康道場>に入った青年・ひばりは鍛錬に励み、恋と友情に悶々としながら、「新しい男」を目指していた…。
原作は、今年生誕100年を迎えた太宰治。「斜陽」「ヴィヨンの妻」「人間失格」と映画化が続くが、「パンドラの匣」は他と趣を異にし、描かれたのはその匣の中にひっそり残された“希望”。いわば太宰のサニーサイドの作品である。そんな異色作に目を付けたのが『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬監督。あえてオールアフレコに挑戦するなど遊び心満載の青春映画として甦らせた。また、幻となった自身の脚本“ヴィヨン×パンドラ”の名残を確信犯的に?忍ばせているので、太宰ファンはそこにも注目を。(京都シネマ・エダ)
原作は、今年生誕100年を迎えた太宰治。「斜陽」「ヴィヨンの妻」「人間失格」と映画化が続くが、「パンドラの匣」は他と趣を異にし、描かれたのはその匣の中にひっそり残された“希望”。いわば太宰のサニーサイドの作品である。そんな異色作に目を付けたのが『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬監督。あえてオールアフレコに挑戦するなど遊び心満載の青春映画として甦らせた。また、幻となった自身の脚本“ヴィヨン×パンドラ”の名残を確信犯的に?忍ばせているので、太宰ファンはそこにも注目を。(京都シネマ・エダ)
作品情報
- 出演:染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、ふかわりょう、小田豊、杉山彦々、ミッキー・カーチス
- 監督・脚本・編集:冨永昌敬
- 音楽:菊地成孔
- 製作年:2009
- 製作国:日本
- 配給:東京テアトル
- 時間:94分
- ジャンル:ドラマ
- 原作:太宰治
- 公開日:09/10/24
- →京都シネマの上映情報