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パリ・オペラ座のすべて

パリ・オペラ座のすべて  “現存する最も偉大なドキュメンタリー作家”と称えられるフレデリック・ワイズマン。デビュー作『チチカット・フォーリーズ』(67)では、精神疾患の犯罪者を収容する矯正院を撮影し、その杜撰な組織を批判。マサチューセッツ州では公開禁止処分となるなど大反響を呼んだ。その後も居合わせた空間をそのまま切り取る独自の撮影哲学に則り、北米を中心に巨大組織を対象とした作品を、年に1本のペースで製作している。
 そして、今回彼が足を踏み入れたのは、バレエ界の聖域“パリ・オペラ座”。84日間に及ぶ密着撮影を敢行し、トップダンサーたちの練習風景や創作過程にはじまり、その屋上と地下に眠る秘密、そして企業としてのオペラ座の顔まで、赤裸々に明かされていく。(京都シネマ・エダ)
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作品情報

  • 出演:パリ・オペラ座エトワールほかダンサーたち、ブリジット・ルフェーブル、パリ・オペラ座職員
  • 監督・音声・編集:フレデリック・ワイズマン
  • 製作年:2009
  • 製作国:フランス・アメリカ
  • 配給:ショウゲート
  • 時間:160分
  • ジャンル:ドキュメンタリー
  • 原題:LA DANSE, LE BALLET DE L'OPERA DE PARIS
  • 公開日:09/11/14
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ