/entertainment/00200_cinema_review/00201_/

キャタピラー

キャタピラー 一銭五厘の赤紙一枚で招集される男たち。シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、勇ましく戦場へと出征していった。しかし、帰って来た夫は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿だった。シゲ子は、体の自由と言葉を失ってもなお衰えない久蔵の旺盛な食欲と性欲に戸惑いつつも、軍神の妻として自らを奮い立たせ、必死に尽くしていく。しかしやがて、自らを讃えた新聞記事や勲章を誇りにする久蔵の姿に、なにか空虚なものを感じ始める。一方、久蔵の脳裏にも、忘れかけていた戦場での風景が蘇っていた…。『実録・連合赤軍~あさま山荘での道程~』から2年。理想の社会を求め革命を叫んだ若者たちの姿を描いた若松孝ニが、戦争を忘れた日本人にこぶしを振り上げ、叫びを上げる!(京都シネマ・エダ)
twitterでコメント

作品情報

  • 出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美
  • 監督:若松孝二
  • 脚本:黒沢久子、出口出
  • 音楽:サリー久保田
  • 製作年:2010
  • 製作国:日本
  • 配給:若松プロダクション・スコーレ株式会社
  • 時間:84分
  • ジャンル:ロマンス
  • 公開日:10/08/14
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ