/entertainment/00200_cinema_review/00201_/
神々と男たち
北アフリカ、アルジェリア。フランス人修道士たちが現地のイスラム教徒と宗教を超えて交流していた。互いの尊敬と慈愛に満ちた静かで平和な日々。しかしアルジェリア軍とイスラム原理主義者による内戦は激化の一途をたどり、暴力の波が修道院の周辺まで迫ってきていた…。96年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるといわれるフランス人修道士７名誘拐・殺害事件を題材にした本作。サルコジ政権のブルカ禁止法に代表されるイスラム文化排斥の動きと、それに対するアル・カイーダ系組織による報復宣言で揺れるフランス国内では社会現象となったが、映画はむしろ宗教や国籍に関係なく、「信念の強さ」と「人間の尊厳」を描いている。2010年カンヌ映画祭グランプリ受賞作。（京都シネマ・エダ）
作品情報
- 出演：ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール、オリヴィエ・ラボルダン、フィリップ・ロダンバッシュ、ジャック・エルラン
- 監督・脚色：グザヴィエ・ボーヴォワ
- 脚本・脚色：エチエンヌ・コマール
- 音楽：ブランコ・ヤクボヴィッチ
- 製作年：2010
- 製作国：フランス
- 配給：マジック・アワー、IMJエンタテインメント
- 時間：123分
- ジャンル：ドラマ
- 原題：Des Hommes Et Des Dieux
- 公開日：11/05/28
- レーティング：PG12
- →京都シネマの上映情報
