/entertainment/00200_cinema_review/00201_/
光のほうへ
アルコール依存症の母親と暮らす兄弟は、貧困や暴力があふれた悲惨な毎日を過ごしていた。そんな状況で、二人が唯一の希望としていたのは年の離れた弟。盗んだミルクをランドセルに放り込み、ふかしタバコであやす。電話帳からでたらめに名前をつけ、教会の洗礼の真似をする。確かにそこには希望があり、心の触れ合いがあった。しかし、あまりにも突然に弟は死んでしまう。それから長い年月が過ぎ、心に深い傷を残したまま大人になった兄弟は、母親の死をきっかけに再会。ふたたび気持ちを通わせようとするが…。
ドグマ95の創設メンバーでもあるトマス・ヴィンターベア監督の最新作。過ちと償い、愚かさと犠牲、そして残酷な運命を、静謐な眼差しでゆっくりと照らし出す。
ドグマ95の創設メンバーでもあるトマス・ヴィンターベア監督の最新作。過ちと償い、愚かさと犠牲、そして残酷な運命を、静謐な眼差しでゆっくりと照らし出す。
作品情報
- 出演:ヤコブ・セーダーグレン、ペーター・プラウボー、パトリシア・シューマン、モーテン・ローセ
- 監督・脚本:トマス・ヴィンターベア
- 脚本:トビアス・リンホルム
- 原作: ヨナス・T・ベングトソン
- 製作年:2010
- 製作国:デンマーク
- 配給:ビターズ・エンド
- 時間:114分
- ジャンル:ドラマ
- 原題:SUBMARINO
- 公開日:11/07/30
- レーティング:R15+
- →京都シネマの上映情報