/entertainment/00200_cinema_review/00206_/
人生、ここにあり!
1983年、ミラノ。新制定のバザリア法により精神病院が閉鎖され、戻る場のない元患者たちは、病院付属の「共同組合180」に集められていた。一方、労働組合員のネッロは、労働の近代化や市場に対して情熱を傾ける熱血漢だが、そのあまりに革新的な考えのため、危険分子として移動を命じられる。こうして「共同組合180」にやってきたネッロだが、そこで目にしたのは、慈善活動をしながら無気力に過ごす元患者たちだった。ネッロは、仕事で稼ぐことの素晴らしさを彼らに伝えることを思い立つが…。
「精神保健の聖地」と言われ、世界中の専門家たちが研修に訪れるイタリア。「誰でもどこかオカシくて、必ず何かを持っている」という思想に基づいた、この国ならではの懐の深さが作品全体に溢れている。
「精神保健の聖地」と言われ、世界中の専門家たちが研修に訪れるイタリア。「誰でもどこかオカシくて、必ず何かを持っている」という思想に基づいた、この国ならではの懐の深さが作品全体に溢れている。
作品情報
- 出演:クラウディオ・ビジオ、アニータ・カブリオーニ、ジュゼッペ・バッティストン、ジョルジョ・コランジェリ
- 監督・脚本:ジュリオ・マンフレドニア
- 脚本:ファビオ・ボニファッチ
- 音楽:ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ
- 製作年:2008
- 製作国:イタリア
- 配給:エスパース・サロウ
- 時間:111分
- ジャンル:コメディ
- 原題:Si può fare
- 公開日:11/09/24
- レーティング:G
- →京都シネマの上映情報