/entertainment/00200_cinema_review/00201_/
蜂蜜
六歳のユスフは深い森に両親と暮らしている。幼いユスフにとって、森は神秘に満ちたおとぎの国で、養蜂家の父と森で過ごす時間が大好きだった。しかしある日、森の蜂たちが忽然と姿を消し、父も蜂を探しに森の奥深くに消えていく。そしてこれを機にユスフは言葉を失ってしまう…。現代トルコ映画界を代表するセミフ・カプランオール監督による、『卵』『ミルク』に続くユスフ３部作の最終章。この３部作は、青年ユスフの人生を未来から過去へと遡り、その人間の核心に迫るという構成の物語で、『蜂蜜』で父を失った少年は、その後、思春期を迎えて詩人となり（『ミルク』）、時を経て、故郷に戻り、自信のルーツを知ることになる（『卵』）。第１部『卵』、第２部『ミルク』は京都みなみ会館で同時期に上映。ぜひ３作ともお楽しみください。（京都シネマ）
作品情報
- 出演：ボラ・アルタシュ、エルダル・ベシクチオール、トゥリン・オゼン
- 監督・脚本・製作：セミフ・カプランオール
- 製作年：2010
- 製作国：トルコ、ドイツ
- 配給：アルシネテラン
- 時間：103分
- ジャンル：ドラマ
- 原題：Bal
- 公開日：11/11/05～18
- レーティング：G
- →京都シネマの上映情報
