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イースタン・プロミス
イギリス、ロンドンにある病院に身元不明のロシア人少女が運び込まれた。少女は子どもを身ごもっており、出産ののちに息を引き取ってしまう。手術に立ち会った助産婦のアンナは少女が遺した日記を頼りに彼女の身元を割り出そうとする。手掛かりをたどるうち、アンナはロシアン・マフィアの運転手を務めるニコライと出会う。やがて日記を通じて少女とロシアン・マフィアとの関係が浮かび上がり、そこには恐ろしい事実が記されていたことが発覚する。知らず知らずのうちに危険な場所に足を踏み入れてしまったアンナと、なぜかいつも彼女を助けてくれるニコライ。ニコライの持つ秘密とは?日記が示す犯罪の行方は?
クローネンバーグが前作を凌ぐ圧倒的な筆致で描く最高傑作!(京都シネマ・タニグチマサキ)
クローネンバーグが前作を凌ぐ圧倒的な筆致で描く最高傑作!(京都シネマ・タニグチマサキ)
作品情報
- 出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル
- 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
- 脚本:スティーヴ・ナイト
- 音楽:ハワード・ショア
- 製作年:2007
- 製作国:イギリス、カナダ
- 配給:日活
- 時間:100分
- ジャンル:サスペンス
- 原題:EASTERN PROMISES
- レーティング:R-18
- 公開日:08/07/12
- →京都シネマの上映情報
友人のとの待ち合わせが延びて時間があいたので、「そういえば民報で紹介されてたな…」と軽い気持ちで見てみました。…あまり期待せずに見たせいか、「アタリ」でした!
暴力描写、慣れぬ人にはやや「キツイ」かと思われるシーンもあるものの、必要以上に過剰な描写もなく、今回は銃が一切使われていない。アクション・ムービーでは面白い趣向ではないでしょうか。
ストイックで無駄のないタイトな筆致によって、まったくダレることなくラストまで引っ張っていく構成はさすが。人によっては、やや「弱い」と思われるラストも、「観客の想像にまかせる」感じでよかったと思います。