/entertainment/00200_cinema_review/00205_/
ベジャール、そしてバレエはつづく
今年の11月に来日予定の「モーリス・ベジャール・バレエ団」。“20世紀最高の振付家”と称されたモーリス・ベジャールは2007年にこの世を去り、現在は、後継者として芸術監督に就いたジル・ロマンが同バレエ団を率いている。本作は、そのロマンの初振付作品「アリア」の、ワールド・プレミアまでの1ヶ月を追ったドキュメンタリーだ。
「ベジャールの振付なしで、何ができるか」。世界中の好奇心を一身に背負ったロマンと40人のダンサーたちが、苦悩し、葛藤しながらも、師の教えを胸に、前へと進んでいく様を映し出す。また、ベジャールへのオマージュとして、ジョルジュ・ドンをはじめとした往年のソリストたちの名場面も挿入されており、それだけでも贅沢な作品となっている。(京都シネマ・エダ)
作品情報
- 出演:ジル・ロマン、モーリス・ベジャール・バレエ団員
- 監督:アランチャ・アギーレ
- 製作年:2009
- 製作国:スペイン
- 配給:セテラ・インターナショナル、アルバトロス・フィルム
- 時間:80分
- ジャンル:ドキュメンタリー
- 原題:Le Coeur et le Courage, Béjart Ballet Lausanne
- 公開日:10/4/10~4/23 ※2週間限定上映
- →京都シネマの上映情報